国公立大学の医学部の受験科目
国公立大学の医学部へ入学するには、まずセンター試験を受ける必要があります。
このセンター試験で受けなければならない科目は、基本的には5教科7科目です。外国語、国語、社会、数学2科目、理科2科目の5教科7科目ですね。
社会は地理・歴史か公民のどちらかを選択、理科は物理、化学、生物の中から2科目を選択する形が一般的です。
センター試験を終えると大学ごとに実施される個別試験、いわゆる2次試験へと移ります。2次試験は前期と後期に分かれている点も頭に入れておきましょう。
この個別試験は大学ごとに受験科目や内容が異なりますが、多くの医学部では前期に英語、数学、理科2科目の学科試験に加え、面接が実施されます。
理科2科目に関してですが、自由に選択できる大学がある一方で、例えば物理や化学を絶対に受けなければならない大学もあります。
国語の学科試験のある国公立大学もあるので、そのような医学部を志望する場合にはしっかりと対策しておきましょう。文系科目が得意なのであれば、そうした医学部は狙い目ですよ。
個別試験の後期では、小論文や面接などを中心に試験が実施されます。後期でも学科試験のある医学部もあるので、こちらもしっかりとリサーチした上で対策しておく必要がありますね。
国公立大学の医学部受験の注意点
国公立大学というくくりの中でも、医大や医学部ごとに受験に関する違いが出てきます。
例えば、受験科目の違いです。上でも少し触れましたが、選択科目を自由に選べる医学部がある一方で、必ず選ばなければならない科目があらかじめ指定されている医学部もあります。
できるだけ多くの得点を確保するためには得意な科目が選択できる、もしくは得意科目が必須となっている大学を選ぶ必要が出てくるかもしれません。
また、センター試験と2次試験である個別試験とでは得点配分が大学ごとに異なる点にも注意したいですね。センター試験の結果を重視する医学部もあれば、個別試験の得点に重きを置く医学部もあるのです。
苦手科目があまりないのであれば、センター試験の得点配分が大きな医学部を選ぶと、トータルで得点を伸ばせるかもしれません。
逆に文系科目が苦手であれば、大学ごとに実施される個別試験の結果に重きを置く医学部の方がアピールにはつながるでしょう。
こうしたことも考えながら志望校や受験校を選別していけば、より合格できる可能性を上げることができるはずです。
面接も重要な受験科目であるという意識を持つことも大切ですよ。学科と同様に対策しておいてください。