<< Previous

「世界人口の推移」no8.

◆地球規模で進む人口高齢化

 出生率の低下と寿命の延びによって、人口高齢化が進む。年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)、老年人口(65歳以上)の年齢3区分別人口の推移を見ておこう。

 年少人口は1950年の8億6600万人から2005年には18億4500万人まで増えた。今後は出生率が低下するために2050年になっても18億2400万人とほとんど変わらない。

 生産年齢人口は、1950年の15億3800万人が2005年には4.,7倍の41億9200万人に増え、2050年には58億7500万人とさらに16億人近く増える。

 老年人口は、1億3100万人から4億8000万人になり、さらに2050年には3.1倍の14億9000万人に増える。

 世界全体で見ると、1950年の年少、生産年齢、老年人口の割合は34.2%、60.7%、5.2%だった。2005年は28.3%、64.4%、7.3%になり、2050年は19.8%、63.9%、16.2%に達する。人類が経験したことのない規模で、人口構造が大きく変化することを示している。

 一般に、老年人口が総人口に占める割合(高齢化率)が7%を超えると「高齢化社会」、倍の14%を超えると「高齢社会」と呼ばれる。

  これに従うと、今世紀半ばの地球は、現在の先進地域が直面している「高齢社会」に入っているわけで、「地球まるごと高齢化」という状況が訪れるわけだ。別の言い方をすれば、20世紀が「人口爆発の世紀」だったのに対して、21世紀は「高齢化の世紀」ということになる。

【高齢者数と高齢化率の推移】(表)