「高齢化への国連の取り組み」no1.

◆1982年 第1回高齢化に関する世界会議

 国連が地球規模で進む高齢化について、本格的に取り組み始めたのは、1982年にオーストリアのウィーンで開いた「高齢化に関する世界会議」だった。

 会議では各国政府、国連、市民社会が高齢化に対応する際の指針となる「高齢化に関する国際行動計画」が策定された。

 行動計画は序説で、高齢化が注目されるようになった背景として、「20世紀になって世界の多くの地域で乳幼児死亡率が抑制され、出生率が低下し、栄養状態が改善され、基礎的なヘルス・ケアや伝染病の抑制が行われてきた結果、寿命の長い人の数や割合が増加することになった」と述べている。

 国連推計によると、1980年の途上地域の高齢化率は4%と、高齢化が現実のものになっていなかったために、途上国の関心はあまり高くなかった。

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